自分で整える、新しい習慣

癒快堂では、操体法の施術を通じて、だれでも無理なく取り組める「セルフケア操体」の普及に取り組んでいます。

セルフケア操体とは、「原始感覚」にしたがって“快”を感じる方向に身をゆだねるシンプルなものです。 自分のからだの声を聴きながら、心身の調和を育む、創造的なセルフ整体法です。


セルフケア操体の基本原則  

~快原則に従う~ 

気持ち良さでよくなる

  • 原始感覚の回復:「快・不快」という感覚を自覚し、それを行動の羅針盤とする
  • 救いの信念:「バランスを回復すれば、良くなるように人間は出来ている」ことへの信頼
  • 自由な創造性:自分自身の快感覚に従って動き、創意工夫によってオリジナルな操体を創り出す
  • からだと遊ぶ:快感覚を頼りに、自分のからだを楽しみながら、整えていく「からだ育て」
  • 力を抜いてやわらかく:自分のからだの重み、床面の摩擦抵抗、からだの末端からの連動を使い、リキまない
  • 不快なことはしない:痛い(不快)のを我慢して、やらないから安全

実践のステップ(基本の流れ)  

不快→快への動き

例)曲げて痛ければ、伸ばす/左に向きにくければ、右に向く

  1. 動診(どうしん):からだの動かしやすさや、気持ちよさ・不快感を観察します
  2. 快方向への動き:不快を避け、快を感じる方向へゆっくりと動かします
  3. タメ・脱力:気持ちよいところで、息を吸ってタメを作り、吐く息で、全身をふわっと脱力します
  4. 深呼吸:大きく息を吐きながら「あ~いい気持ちだなぁ」と(心の中で)唱え、余韻を味わいます
  5. 再動診:再び動かしてみて、動きの変化や違和感の軽減を確認します

▶ 不快から快の動きを、1日数分でも繰り返すことで、からだとの対話が深まり、からだのバランスが整う習慣が育ちます


NOTE・YouTubeでセルフケア操体を発信中!

癒快堂では、セルフケア操体をもっと身近に感じてもらうために、 YouTubeショート動画とNOTE記事で、やさしいセルフケア操体のやり方を紹介しています。

🎥 YouTubeショート動画(一部抜粋)

  • 【首・肩こり】がんばらなくていいセルフケア操体
  • 【つま先の上げ下げ】体幹と足首をゆるめる動き
  • 【股関節と腰】膝抱え操法で骨盤まわりをリリース

▶ YouTube癒快堂チャンネルはこちら → https://www.youtube.com/@yukai-dou

✏️ NOTE記事(一部抜粋)

  • 「いつでも簡単!首・肩こりをゆるめるセルフケア操体」
  • 「からだと遊ぶセルフケア操体のすすめ」
  • 「前後バランスを整えるつま先操法」

▶ NOTE癒快堂はこちら → https://note.com/yukaidou


セルフケア操体で健康的なライフスタイルへ

 セルフケア操体はとてもシンプルなやり方なので応用が利きます。どんな症状にも、すぐその場で創意工夫によって対応が可能。

 毎日の生活の中でセルフケア操体を実践して、からだの不調を自分で対処できれば、マッサージや整体で他者からの施術を必要としなくなります。

 他者者任せずにせず、自分のからだは自分で整える「健康的なライフスタイル」を癒快堂はおススメしています。


あまり欲張り過ぎない

 操体法は60点主義といって、100点満点を目指して頑張ったり、欲張ることを戒めます。60点で赤点(病的な状況)にならなければ良しとします。

 せめて60点以下の健康状態に陥らないように気をつけましょうという、とてもお気楽な考え方をしています。

 セルフケア操体で、可動域などはすぐに改善できることもありますが、慢性的な症状などが劇的に改善して痛みが100%なくなることは、まずありません。

 症状が重ければ60点まで持ち上げられず、少ししか改善できないかもしれません。が、今より悪くならないように、自分の力で歯止めが、かけられただけでもOKではないでしょうか。

 少しずつでも良くなるようセルフケアをするとともに、症状の原因となるような局所の酷使(不快)をやめ積極的に休ませてあげることが大切です。

 徐々にからだ全体のバランスが回復することで自然治癒力が働き症状も、自然に良くなっていっていきます。


快の自然法則に従う

 人間は機械と違い、自然治癒力という不思議な力があり、条件さえそろえば勝手に良くなっていく経験は皆さんもおありでしょう。(そうでなけれない一生ケガや痛みは治りません)自然法則に従って、からだのバランスが整っているときに、自然治癒力はよく働いてくれます。自然法則とは快原則です。気持ち良さを指針に、不快を避けて快へと身心を向かわせることで、からだのバランスが整えられます。 

 快原則に従うように動き方やライフスタイルを気をつけることで、からだのバランスが整い自然治癒力がよく働くようになると、不快な症状も軽減されていきます。せめて60点以上の健康状態は維持できるように、快の自然法則に気をつけて生活したいものです。

 また、痛みなど不快な症状が現れた場合、すぐに良くなるにこしたことはありません。が、快の自然法則から外れた動き方やライフスタイルのせいで、からだのバランスが崩れ、不快な症状が現れたと考えると、快の自然法則を学ぶいい機会となります。動き方やライフスタイルの快の自然法則違反を反省し、より快方向へとなるように気をつけることが出来るきっかけになります。